お墓の引越し・墓じまい

後継者がいない人のための永代供養墓

「6つのポケット」が「6つのお墓」へ


「6つのポケット」という言葉は、一人の子供に対して両親とその双方の祖父母の合わせて6人がお金をかけることができるというものです。少子化に加えて非婚化の進んだ近年では、独身のおじやおばが加わって、ポケットの数は増えており、一見は恵まれた環境に思えます。

しかし少子高齢化で子供たちにのしかかる負担と同様に、一人の子供が何人もの親族の見送りや死後の世話をする可能性があることを意味するものでもあります。

「お墓は子孫が守るもの」とされていましたが、非婚化・晩婚化の流れで子供のいない夫婦や独身者のお墓の需要が増えているとともに、祭祀承継者の仕事は負担が大きいため、そのような煩わしいことを子供にさせるのは可哀そうだと考える親もいます。

お墓の管理は負担が大きい

祭祀承継者ってなんのこと?
祭祀承継者(さいししょうけいしゃ)とは、お墓や仏壇を引き継いで管理し守っていく人のことです。
最優先は個人が指定した人、次に慣習(同居の家族や長男など)、その次が家庭裁判所での指定で決まります。
故人が生前に指定していた場合は、友人や近所の親しい人がなる場合もあるようです。

法律上では親族以外の人でも祭祀承継者になることは可能ですが、お寺の墓地では「墓を承継するのは使用者の親族に限る」といった決まりがあることもあります。

祭祀承継者がお墓のある場所の近くに住んでいれば問題は一つ減りますが、最近では墓地は閑散な土地にあることがほとんどで、上京するなどで遠方に住んでいる場合も多く、海外に拠点を移しているという人もいるでしょう。こうした場合、墓地の管理は容易ではありません。お墓参りするには時間も費用も掛かることになり、身体的・金銭的にも負担は大きいでしょう。

永代供養墓への改葬(お墓の移設)をすることで、お墓の管理が不要になり、お墓を引き継ぐ後継者選びも必要なくなります。

永代供養で遺骨を整理しておく方法

永代供養ってなんのこと?
お墓参りをしてくれる人がいない、またはお墓参りに行けない方に代わって、寺院や霊園が管理や供養をしてくれる埋葬方法のことを指します。

お墓の承継者になると墓地の維持管理費が発生しますし、お寺とのお付き合いや遠方から墓参しなければならない等で心理的な負担もあります。
金銭的・心情的にも負担の少ない合葬墓に遺骨を移すのも一つの方法です。
送骨(そうこつ)なら初回の支払い以外は費用が発生せず、永代的に供養の一切をお任せできるため、経済的・精神的負担をぐっと軽減することができます。

永代供養墓は一度費用を払えば、あとはお布施や寄付など一切必要ありません。
年間の管理費や、更新費用などもありません。

永代供養墓の特徴

  • 継承者不要
  • 宗旨宗派不問
  • 低価格(墓石を使用しないため墓石代も不要)
  • 合祀され永代にわたり供養される
  • 管理不要(清掃や読経の手配も霊園がしてくれる)

送骨とは


霊園の永代供養墓に遺骨を送ることを送骨といいます。
後継者がおらずお墓を永代供養にしておきたい人にお勧めする方法の一つです。

送る方法はゆうパックで、霊園に遺骨を配送してもらいます。
遺骨を持って長距離移動するのは大変ですので、永代供養墓がある霊園まで遺骨を持参したりする必要はありません。

遺骨を受け取った霊園は埋葬し、埋葬が完了したお知らせをします。その後は霊園でお墓を綺麗に管理し供養してくれます。
個人ではなく組織として請け負ってくれるので、子孫の代になってもずっとご供養は途切れません。
後継者問題などを心配することなく、安心して任せることができます。

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